【公明新聞】公明党、自民党との連立政権を「白紙化」へ:斉藤鉄夫代表が語る決断の背景と今後の針路


1. 決断の経緯:「政治とカネ」問題で隔たり、連立に区切り

公明党は10日、自民党との政策協議において、連立政権を一旦白紙とする重大な決断を下しました。長年にわたる自公連立の関係に区切りを付けた背景には、「政治とカネ」を巡る問題への自民党の対応に対する強い懸念があります。

斉藤鉄夫代表は、直近の厳しい選挙結果の総括を経て、「党の存亡の危機」との認識のもと、自民党に対し以下の具体的な対応を強く要請しました。

  • 政治資金パーティー収支報告書不記載問題の全容解明と、けじめのための具体的行動。
  • 政治不信の根底にある企業・団体献金の規制強化。

しかし、自民党側からは、規制強化について「これから検討する」という不十分な回答に留まり、全容解明に向けた具体的行動も示されませんでした。

斉藤代表は、「公明党にとって『クリーンな政治』は党是であり、意見の隔たりが大きい自民党から明確かつ具体的な協力が得られない以上、連立を組むことはできないと判断した」と述べています。これは、党の清廉潔白を重んじる公明党の強い決意の表れです。


2. 今後の国会・選挙対応:中道改革勢力としての責任を果たす

連立解消後、公明党が国会運営や選挙協力でどのような姿勢を取るのかは、今後の政局の大きな焦点となります。

📌 国会対応:責任ある「是々非々」の姿勢を貫く

公明党は、今後「何でも反対するような野党」にはならない方針を明確にしています。

  • 継続性の観点から、これまでの与党として推進してきた予算や法律については、引き続き政府・自民党に協力する。
  • 今後は、党の理念に基づき、政策ごとに賛否を判断する「是々非々(ぜぜひひ)」の姿勢を貫徹する。

斉藤代表は、「多党化が進む政治状況にあっても、公明党は政治を混乱させるのではなく、責任ある中道改革勢力の軸として政治の安定に徹していく」と強調しました。

📌 選挙協力:党同士の協力は一旦「白紙」へ

国政選挙における自民党との党同士の協力関係は、一旦白紙化します。

  • 公明党が擁立する衆院小選挙区候補に対する自民党からの推薦は求めず、公明党から自民党候補への推薦も行わない。
  • ただし、地域ごとの協力については、人物本位、政策本位で応援できる余地は残されています。

3. 公明党の進むべき方向性:「公明らしさ」の発揮と日本の難題解決

連立与党から離脱しても、公明党は政策実現力を失うわけではないと斉藤代表は主張します。

長年の与党経験で培った知見と経験を持つ公明党は、与野党の連携の軸となり、国民生活を守る政策と改革を実現することで、むしろ存在感を発揮できるとしています。

📌 立党精神への回帰と新たな役割

今後は、何よりも「大衆とともに」との立党精神に立ち返り、「公明らしさ」を追求します。

  • 人間主義に立脚した良識ある中道改革の党として、日本のために役割を果たす。

日本の喫緊の課題解決に向け、以下の政策分野に注力していく方針を示しています。

  1. 東アジアおよび世界の平和と安定を図る外交・安全保障
  2. 少子高齢化に対応した社会保障と税の改革
  3. 日本経済を強くする成長戦略
  4. 科学技術力を生かした新たなエネルギー政策の推進。

今回の決断は、公明党の党再生に向けた新たな一歩です。激動の時代において、公明議員は立党精神を胸に結束し、国民のための政治を追求してまいります。


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