【2025/2/27】総務企画委員会


2月25日から令和7年第1回定例会が始まりました。
本日は補正予算に対する総務企画委員会に関連する案件に関して審議を行いました。

その中から今回は、市民生活に関わる政策に関して紹介します。

※今回取り上げている内容に関しては、今後議会での議決を経て2025年4月以降に実施予定です。
詳細な開始時期が確定しましたら、改めて報告させて頂きます!

住まいの防犯対策補助金

まず注目したのは「住まいの防犯対策補助金」についてです。
近年、高齢者を狙った悪質な犯罪が増加傾向にあります。

今回の補正予算では、1億円が計上され「防犯カメラ」や「カメラ付きインターホン」などの購入設置費用の1/2(上限2万円)を補助する制度が盛り込まれました。

令和6年度は予算5000万円で同様の取り組みが実施されました。申請者の約70%が60歳以上で、申請が多かった設備は「カメラ付きインターフォン」が50%、「防犯カメラ」が15%を占めていたとの事です。

最近は、窓ガラス等を割って侵入する「侵入犯罪」が増加傾向にあり、窓ガラスに貼る「防犯フィルム」も効果が高いと、警視庁のウェブサイトで紹介されています。

例えば、侵入を諦める時間について、元泥棒の約7割が「5分間侵入を防げれば諦める」と回答しています。つまり、窓やドアの鍵を強化するだけでなく、侵入に時間がかかるような対策を講じることが重要です。

こういった情報もしっかりと市民の方にお伝えし、一人でも多くの方に本補助金を活用して防犯対策を行なっていただけるよう、周知の徹底を改めて市に要望しました。

東京都でも同様に防犯対策補助金が4月以降に実施される予定です。都、市と同時に利用できるかは制度が確定してから正式に公表となりますので、詳報をお待ちください

災害対策用トイレカーの整備

次に「災害対策用トイレカーの整備」について質問しました。

災害が発生すると、断水や停電により、トイレが使用できない状況が想定されます。
阪神・淡路大震災、東日本大震災、そして石川県能登半島地震においても、トイレは大きな課題となりました。

避難所での生活は、プライバシーの確保が難しく、特に女性や高齢者にとって大きな負担となります。そのため、今回の補正予算では、約3200万円で大型1台、小型1台のトイレカーを整備することになりました。

災害時には、被災地や避難所に移動し、移動式トイレとして活用されます。
通常時には、各種イベント(はちおうじ祭りなど)や、地域の防災訓練などに出動し、訓練などに活用されます。

また、災害発生時には、災害派遣トイレネットワークを活用し、自治体間の連携も可能です。トイレカーの導入により、災害時のトイレ不足が解消され、被災者の負担軽減につながることが期待されます。

私は「災害時のトイレカー派遣の職員体制」と「夜間使用を想定した太陽光発電が可能な車両の導入」について質問しました。

また、各避難所に現在配備されている「組み立て式簡易トイレ」について、組み立てが非常に煩雑であるとの声を多くの市民の方からいただいています。私も実際に防災訓練で組み立ててみましたが、マニュアルなしでは難しいと感じました。

より組み立てが容易な機材を新たに導入すべきであると要望しました。

皆さんも災害時を想定し、ご自身のライフスタイルや住宅環境に合わせた適切な対策を検討してみてはいかがでしょうか。


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