2026年7月6日(月)、公明党の竹谷代表、しもの六太参議員議員、川村ゆうだい参議員議員とともに、市内給食センターの視察を行いました。
八王子市の学校給食センター「はちっこキッチン」が、全国から注目を集めています。1日約4万食を提供する給食施設が、不登校の子どもたちの「居場所」として開放されており、3年間で利用者が3.2倍に増加。学校復帰のきっかけにもなっているこの取り組みをご紹介します。


目次
八王子市の給食センター「はちっこキッチン」とは
八王子市では市内106校(小学校69校・中学校37校)に対し、1日約4万食・年間約820万食の給食を提供しています。小学校は各校の調理室で作り立てを届ける「自校方式」、中学校は市内5か所の給食センター(元山・寺田・南大沢・館・楢原)からのセンター方式で実施しています。
「はちっこキッチン」の理念は、単に食事を届けるだけにとどまりません。栄養の保障・食文化の継承・農業振興・子育て支援という4つの柱のもと、給食センターを「地域の中核施設」として位置づけています。地産地消の取り組みも進んでおり、市内産野菜の活用率は令和7年度で41.2%と、目標の30%を大幅に上回っています。東京都内最大の農業生産量を誇る八王子ならではの強みが、子どもたちの食卓に活かされています。


全国でも珍しい「不登校の子どもの居場所」としての給食センター
今回特に注目したいのが、不登校の児童生徒への食を通じた支援です。八王子市では給食センターを不登校の子どもたちに開放しており、その取り組みがNHKなどのメディアでも大きく取り上げられ、全国から視察が相次いでいます。
「予約不要」「保護者同伴可」という温かい仕組み
この取り組みの最大の特長は、予約不要という点です。「今日行きたい」と思った時にいつでも来られるよう、事前申し込みを不要にしています。学校に行くことへのハードルが高い子どもにとって、「予約しなければならない」という心理的な負担をなくす——これは「あなたのことを大事に思っている」というメッセージの表れです。
保護者の同伴も可能で、特に小学生は親子で一緒に食事をすることで安心感が生まれます。センターへの来所は学校の判断により出席扱いとなるケースもあり、図書館や児童館との連携で食後に工作やゲームを楽しめる環境も整っています。
3年間で利用者が3.2倍に、学校復帰のきっかけにも
| 年度 | 利用者数 | 延べ利用回数 |
|---|---|---|
| 令和5年度 | 64人 | 905回 |
| 令和6年度 | 147人 | 1,721回 |
| 令和7年度 | 201人 | 2,821回 |
利用者は3年間で3.2倍に増加。令和6年度には本事業の利用をきっかけに23人が学校復帰を果たしました。栄養士や職員との日常的な会話、職場体験を通じて自己肯定感を高め、通信制高校への進学など次のステップへ進んだ事例もあります。


夏休みの食の確保にも対応
学校給食がない夏休み期間中も、子どもの栄養確保と保護者負担の軽減のために2つの事業を実施しています。市内91か所の学童保育への給食提供(5日間・食材費実費300円)と、学童に通っていない中学生なども対象とした「夏休み元気応援キッチン」(5か所のセンターで順番に開催)です。食事だけでなく調理体験や食育プログラムも行われています。
まとめ
子どもを持つ親として、この取り組みには胸が熱くなりました。学校に行けない子どもにとって、「温かいごはんを食べられる場所」「気を張らずに話せる大人がいる場所」がどれほど大切か——給食センターがその役割を担っていることに、大きな可能性を感じます。
厚生委員会の委員として、こうした子育て支援・不登校支援の取り組みを引き続き後押しするとともに、はちっこキッチンの先進的なモデルが八王子市全体にさらに広がっていくよう議会でも取り上げてまいります。
八王子市の給食センター「はちっこキッチン」は、美味しい給食を届けるだけでなく、不登校の子どもたちの居場所・夏休みの食の確保・地産地消の推進など、地域全体を支える施設に進化しています。全国から視察が相次ぐ「八王子モデル」を、ぜひ多くの方に知っていただきたいと思います。
私も、美味しく給食を頂きました!!


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